2021/07/15 15:16
伊勢木綿の臼井織布へ工場見学へお伺いしました。
4話目。前回の3話目はこちらから。

伊勢木綿が出来上がるまで、
「チーズ」状態の糸から「綛」を作り、
先染めや油を塗ったりの加工を施し、
ボビンへと巻き取り、いざ織機で布へ。

写真は織り機の「豊田式力織機のY型」です。
マニアックな名前ですが、とても大切で。
終戦後に作られた新しい織機は「G型」。
電子制御で破損すると修理することが難しく
伝統を続けることが困難です。

使用されているのは
明治の頃に作られた「豊田式力織機のY型」です。
シンプルな構造で作られているために動き続けています。
100年以上経った現在でも臼井さん自身で
修理と調整をされているそうです。

豊田式はもともと豊田佐吉さんの母親が
伊勢木綿を作られていたそうです。
その母親のため自動の織り機を
設計されたのがキッカケだとか。

金属の部分と木製の部分も残り、
無機質の中にも温かみが伝わってきます。

こんな構造の織機を100年以上前の先人が
基礎を作っていたとは、とても驚きで、
現代で伊勢木綿を臼井織布さんでしか
作れない事に納得です。

ゆっくりゆっくり編み上げられます。
純粋な糸から作られた伊勢木綿をぜひ。
今の時代でご使用ください。

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使用した方だけがわかる違いです。
続きは次回に続く。
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