2023/04/22 09:18
好き嫌いが分かれる柄のひとつ、ペイズリー。
歴史がある柄なので諸説、面白い話もたくさん。
19世紀のインドのカシミール地方の伝統紋様と言われており。
それをスコットランドのペイズリー市に持ち帰り、
量産されたのがきっかけで「ペイズリー柄」と
名が世界に広がったと。
なんと、カシミール地方の立場が!
ですが「ペイズリー」と名前が広まっただけで
不思議と世界各地には似ている柄が沢山あります。
同時多発的に広まったのでそれが発祥が
曖昧な理由の一つかとも思います。
モチーフは草花・果実・菩提樹・ゾウリムシ・
受精当初の胎児・勾玉・生命の魂・エネルギー・
などと多くの解釈を経て現代に伝わっています。
特に宗教的観点から
人間の心理を安定させる模様だとか
ブッダの菩提樹にも例えられたり
古代中国医学や哲学で多く用いられたり。
古く日本でもペイズリー柄の事を勾玉に似ている事で
「勾玉模様」や松ぼっくりから「松毬(しょうきゅう)模様」
と名付けられています。
松(マツ)は演技のよい植物の代表で
年間を通して緑育することで「不老不死」。
正月には門松として祭事ごとにも。
松葉は常に2本なので「夫婦円満」「恋愛成就」の象徴など。
そんな謎めいたペイズリー柄は生産初期では
染色に藍染や草木染めが使われ大量生産時に
合成染料が主流になるよう変化したみたいです。
身近な柄は伝統や由来があるものもが多く、知って使うのも面白いでね。
「安and堵」では天然藍で染色の
細かいペイズリー柄の手ぬぐいがあります。
世界で他にないペイズリー柄の手ぬぐいオススメです。